長距離ドライブの交代は
何時間ごと?

2026年8月24日

「2時間に1回は休憩を」とよく言われます。でもこれは休憩の話で、交代の話ではありません。

6時間のドライブ・2人 Aさん Bさん 休憩 休憩 休憩 ここで交代
停まるのは3回。そのうち替わるのは1回だけ。

結論

  • 休憩は2時間に1回。交代は3〜4時間に1回。
  • 交代すれば休憩にもなりますが、休憩のたびに替わる必要はありません。
  • ひとりが続けて運転するのは、長くても4時間まで。

「2時間に1回」の出どころ

JAF(日本自動車連盟)は、高速道路での居眠り運転を防ぐ対策として「2時間に1回以上の休憩が取れるように、余裕のあるドライブプランを」と案内しています。眠気を感じたら20分程度の仮眠を、その前にカフェインを、とも。

仮眠を短めにするのは、長く寝るとかえって頭がぼんやりしたまま走り出すことになるためです。

ぶっ続けの上限は4時間

トラックやバスの運転者には「改善基準告示」という国の基準があり、2024年4月から新しい内容が適用されています。運転時間についてはこうです。

  • 連続して運転できるのは4時間まで
  • 4時間以内、または直後に、合計30分以上運転を中断する
  • 中断は分けてもよいが、1回はおおむね10分以上

仕事として運転する人の労働基準なので、家族のドライブにそのまま当てはめる必要はありません。ただ「4時間が上限」という線引きは、疲れの溜まり方を考えるうえでそのまま参考になります。

走る距離から交代回数を出す

高速道路の法定速度は100km/h(区間により120km/h)ですが、合流や渋滞を含めると実際に進む平均は下がります。ここでは走行の平均を80km/hとして計算しました。

距離走行
時間
交代の
目安
ひとりの
連続運転
100km約1時間15分0回1時間15分
200km約2時間30分1回約1時間15分
300km約3時間45分2回約1時間15分
500km約6時間15分3回約1時間35分
800km約10時間4回約2時間
1000km約12時間30分5回約2時間5分

距離が伸びても、ひとりの連続運転が2時間前後に収まっているのが分かります。交代回数を距離に比例させると、ひとりぶんの負担はだいたい一定になります。

人数を増やしても、1区間は短くならない

ここは勘違いしやすいところです。1区間の長さを決めるのは交代回数であって、人数ではありません。

500km・3回交代 2人なら A B A B 4人なら A B C D
どちらも1区間125km。変わるのは「誰が」だけ。

ですから、人数が多いからといって交代回数を減らすと、ひとりの連続運転はそのぶん長くなります。回数は人数ではなく距離で決めるのが筋です。

交代地点は、好きな場所には作れない

「ちょうど半分で替わりたい」となっても、そこに停まれる場所があるとは限りません。高速道路の休憩施設は、PAが約15〜25kmごと、SAが約50kmごとです。狙った地点から数kmから十数kmはずれるのが普通です。

それでいいのです。ずれを嫌って高速を降りるほうが、ずっと損をします。降りれば料金は計算し直しになり、時間もかかります。くわしくは高速を降りると料金はどう変わるかに書きました。

交代のときにやっておきたいこと

  • シートとミラーを合わせ直す。体格が違えば死角の位置が変わります。
  • いったん降りて歩く。座ったまま替わっても休憩にはなりません。
  • 次に替わる場所を、走り出す前に決めておく。走りながら探すと、いい場所を通り過ぎます。
  • 眠いのに「次のSAまで」は我慢しない。PAのほうが数が多く、間隔も短いです。

まとめ

  • 休憩は2時間に1回。交代は3〜4時間に1回を上限の目安に。
  • 交代回数は人数ではなく距離で決める。
  • 交代地点は、いま走っている道から降りずに寄れる場所を選ぶ。

とはいえ、走る前に毎回これを計算するのは面倒です。だれハンは出発地・目的地・交代回数を入れると、経路の上にある実在のSA・PA・道の駅から交代地点を選び、誰がどの区間を運転するかまで割り振ります。

だれハンを使ってみる

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参考

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