SA・PAは「上り」と「下り」で
別の施設

2026年9月18日

「行きに寄ったあのSA、帰りにも寄ろう」は、たいてい叶いません。高速道路のサービスエリアとパーキングエリアは、上り線と下り線で別の施設だからです。名前は同じでも、建物も店も駐車場も別で、行き来できないところがほとんどです。運転を交代する場所を決めるとき、ここを知らないと反対側の施設を指してしまいます。

◯◯PA 上り 上り線(起点へ向かう) 下り線(起点から離れる) ◯◯PA 下り 同じ名前でも、入れるのは走っている側だけ 上り線から下りのPAへは入れない。逆も同じ。 中央分離帯を越える道はなく、歩いて渡れる施設もごく一部。
上り線の施設は上り線から、下り線の施設は下り線からしか入れない。

結論

  • SA・PAは上り線と下り線で別の施設。行き来できないものがほとんど
  • 名前だけで探すと反対側を指すことがある。地図アプリでは「(上り)」「(下り)」を確かめる
  • 交代地点に使えるのは、進行方向の左側にある施設だけ
  • 例外は、上下線で一つの施設を共用する「集約型」と、両方向から入れるハイウェイオアシス

なぜ別の施設なのか

高速道路の本線は、上り線と下り線が中央分離帯で完全に分かれています。途中で反対車線へ移る道はありません。SA・PAは本線の脇に建てるので、上り線の脇に建てた施設には上り線からしか入れず、下り線の脇に建てた施設には下り線からしか入れません。そのため、同じ地名を冠した施設が道の両側に一つずつあるのが基本形です。

店の構成も別々に決まります。上りと下りで営業時間が違う、片方にしかガソリンスタンドが無い、名物のメニューが片方にしか無い、ということは普通にあります。「行きに食べたあれを帰りにも」と思ったら、それは反対側の施設の話だった、というのはよくある話です。

「上り」と「下り」はどちらへ向かう道か

上り線はその道路の起点へ向かう方向、下り線は起点から離れる方向です。多くの高速道路は東京側が起点なので、東名や中央道、東北道では「東京へ向かうのが上り」になります。ただし起点が東京とは限りません。たとえば名神高速道路の起点は小牧で、大阪方面から名古屋方面へ向かうのが上りです。道路ごとに決まっているので、「東へ向かえば上り」と覚えると間違えます。

環状道路には起点と終点の区別がなじまないため、首都高速の都心環状線や東京外環道では「内回り」「外回り」と呼びます。こちらも施設は方向ごとに別です。

地図で検索すると、反対側が出ることがある

地図アプリで「桂川PA」のように名前だけで検索すると、上りと下りの2件が並び、どちらが出てくるかは検索した位置や履歴に左右されます。反対側を選んだまま目的地に設定すると、ナビは次の出口で降りて、一般道を走って、反対車線に乗り直す経路を引きます。料金は余計にかかり、時間も大きく失います。

だれハンでも、以前はこの間違いが起きていました。交代地点のデータが施設ごとに1件(上下線の中間の座標)しか無く、進行方向のどちら側にあるかを持っていなかったためです。「桂川PAで交代」と出しながら、地図で開くと反対側の施設を指す、という食い違いがありました。

今は全国のSA・PAを上りと下りに分けて持っていて、進行方向の左側にある施設だけを交代地点の候補にしています(日本は左側通行なので、寄れるのは左側です)。名前が同じでも、走っている側の施設しか出ません。

例外:上下線で共用する「集約型」

すべてが分かれているわけではありません。上下線の施設が本線の片側にまとまって建っていて、反対側からはランプで本線を跨いで入る形のSA・PAがあります。新東名の岡崎SA、伊勢湾岸道の刈谷PAや湾岸長島PAがこの形です。刈谷PAはハイウェイオアシスにつながっていて、上りからも下りからも同じ施設に入れます。

こうした集約型では「どちら側にあるか」で判定すると、片方の施設が本線の右側に見えて候補から落ちてしまいます。だれハンでは、上下線の施設が両方ともデータにある地点は落とさず、より本線に近いほうを残す扱いにしています。実際、岡崎SA・刈谷PA・湾岸長島PAを一律に右側として落とすと、東京〜大阪の経路で117kmにわたって交代できる場所が無くなりました。

交代地点を決めるときのコツ

  • 施設名の「(上り)」「(下り)」を確かめる。地図アプリで検索して2件出たら、自分の進行方向のほうを選ぶ
  • 帰りは別の施設として考える。行きに寄った店があるとは限らない。営業時間も別
  • 通り過ぎたら戻れない。次の施設まで走るしかないので、交代地点の手前で声を掛け合う
  • 集約型は歩いて渡れることがある。反対側に人を迎えに行くようなときに使える

だれハンは、この上り下りの区別を組み込んだうえで交代地点を選びます。出発地と目的地を入れると、進行方向の側にあるSA・PAだけから、全員の距離がほぼ揃う場所を選びます。

だれハンを使ってみる

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参考

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