紅葉ドライブの運転分担。
山道・渋滞・夕暮れの帰り道を誰が走るか
2026年10月12日
紅葉を見に行くドライブには、普段の遠出には無い大変な区間が3つあります。長い下りの山道、名所の手前の渋滞、そして日が早く沈む帰り道です。どれも距離は短いのに疲れるので、「何kmずつ」で分けるだけだと、当たった人に負担がかたよります。
結論
- 紅葉ドライブで疲れるのは、山道・渋滞・夕暮れの3つ。距離のわりに負担が大きい
- 山道の下りはエンジンブレーキを使える人に。ブレーキを踏み続けると効きが落ちる
- 交代は渋滞に入る前に済ませる。渋滞の中では停まれる場所が無い
- 秋は日没の前後1時間に死亡事故が増える。帰りのこの時間は、元気な人が走る
- 行きと帰りは別々に割り振る。帰りは疲れと眠気の分も考える
大変な区間①:長い下りの山道
紅葉の名所の多くは山の中にあり、峠を越えたり、つづら折りの坂を下ったりします。上りよりも気をつけたいのが下りです。
長い下り坂でフットブレーキを踏み続けると、ブレーキが熱を持って効きが悪くなります(フェード現象)。さらに熱がこもると、ブレーキの油が沸いて泡ができ、踏んでも力が伝わりにくくなります(ベーパーロック現象)。JAF は、低いギアに入れてエンジンブレーキを併用することを勧めています。オートマチック車なら「2」や「3」、車によっては「B」や「S」のレンジです。
免許を取ったばかりで、シフトを下げる運転をしたことがない人もいます。山道の下りは、エンジンブレーキの使い方を知っている人に当てるか、出発前に一度やり方を確かめておくと安心です。
大変な区間②:名所の手前の渋滞
見ごろの週末は、名所へ向かう道や駐車場の入口で車が並びます。進んでは止まる運転は、走った距離のわりに疲れます。「1人100kmずつ」と決めていても、渋滞に当たった人の運転時間だけが長くなります。
そして、渋滞の中では交代できる場所がほとんどありません。山あいの道は道の駅やコンビニの間隔が長く、車道の上で運転席を替わるのは危険です。混みそうな区間の手前の道の駅や駐車場で替わると決めておきましょう。渋滞の担当になった人は、そのぶん帰りの区間を短くする、といった調整もできます。
大変な区間③:日が早く沈む帰り道
秋の帰り道は、思ったより早く暗くなります。11月の東京では、日の入りは16時半ごろ。紅葉を見て、昼を食べて、帰りはじめるころには夕暮れです。
警察庁の分析では、日没の前後1時間(薄暮の時間帯)の死亡事故は 7月から増えはじめ、10月から12月にかけて大きく増えます。とくに車と歩行者の事故が多く、時間あたりでは昼間のおよそ4倍です。山を下りて町に入るころが、ちょうどこの時間に重なりがちです。
対策としてすすめられているのは、ライトを早めにつけること、見通しのよい道ではハイビームを使って遠くの歩行者に早く気づくことです。この時間に運転席に座るのは、疲れていない人にしましょう。現地で一日歩き回った人が、そのまま夕暮れの運転を担当するのは避けたいところです。
帰りは眠気も来る
人の眠気は昼過ぎ(おおむね14時〜16時)にも強くなります。紅葉狩りの帰りは、歩き疲れ、昼食のあと、そして暖房の効いた車内と、眠くなる条件がそろいます。眠気が来たら我慢せずに替わるのがいちばんで、替われないときは20分以内の仮眠をとります(くわしくは運転中の眠気対策)。
出発前に決めておくこと
- 行きと帰りを別々に割り振る。帰りは疲れが残っている
- 山道の下りを誰が走るか(エンジンブレーキを使える人)
- 渋滞しそうな区間の手前で替わる場所
- 夕暮れの時間に運転席にいる人(その日いちばん元気な人)
全部を話し合いで決めると、「じゃあ自分が」と言い出した人に負担が寄りがちです。まず距離で公平に分けて、山道や夕暮れに当たった人の区間を少し短くする、という順で決めると揉めにくくなります。
まとめ
| 区間 | 気をつけること |
|---|---|
| 山道の下り | エンジンブレーキを併用する |
| 名所の手前の渋滞 | 渋滞に入る前に替わる |
| 夕暮れの帰り道 | ライトを早めに、元気な人が走る |
| 昼過ぎの帰り | 眠くなったら替わる・仮眠 |
だれハンは、出発地と目的地とメンバーを入れるだけで、全員がほぼ同じ距離になるように区間を分け、交代する場所を実在のSA・PAや道の駅から選ぶ道具です。行きと帰りを別々に入れれば、それぞれの交代地点と担当がすぐに決まります。決まった結果はリンクやQRコードで同乗者に送れます。